インドネシアでプレイされているゲームです。 1ディールで獲得できる最高の点数が、41点であるため、「41」という名前で呼ばれることもあります。
2〜4人で遊びます。
使うカードは通常のトランプ52枚です。 各カードにはそれぞれ以下のように点数がついています。
A | KQJ | 10〜2 |
---|---|---|
11点 | 10点 | 数字通り |
手札のカード4枚をすべて同じスートに揃えることが目的です。
最初のディーラーは誰がなっても構いません。 次回からは前回のディールの敗者がディーラーを務めます。
ディーラーは1人あたり4枚配られるよう、1枚ずつ全員に配ります。 配り残りは山札として、テーブルの中央に伏せておきます。
最初のディールではディーラーが最初のプレイを行います。 次回からは前回の勝者(ディーラーとは別の人なので注意してください) が最初のプレイを行います。 プレイの進行は時計回りです。
プレイの順番でやることは、手札を1枚補充して、手札を1枚捨てる、ということです。 これを誰かの手札4枚全てが同じスートになるまで繰り返します。
最初のプレイヤーは、山札の一番上のカードを1枚手札に加え、 いらないカードを手札から1枚捨てます。 捨てたカードは山札の横に表向きに重ねておきます。
次のプレイヤーからは、山札の一番上のカードを手札に加える代わりに、 捨て札の山の一番上のカードを手札に加えることができます。 ただし、そうした場合は、捨て札から引いたカードを直ぐに捨ててはいけません。 (必ず、捨て札の山から引く前に持っていた4枚の手札から捨て札をします) なお、山札のカードを引いた時には直ぐに引いたカードを捨てることができます。
自分の番の時に、山札や捨て札からカードを引く前に、自分の手札4枚が全て同じスートだった場合、 「ストップ」と宣言することができます。ストップが宣言されたら、プレイは終了します。
誰もストップを宣言しないまま山札が尽きて、次の人が捨て札からカードを引かなかった場合もプレイは終了します。
プレイが終了したら得点計算です。
自分の手札にあるカードのうち、1つのスートのカードだけがプラスの点数となり、 他のスートのカードはすべてマイナス点となります。 プラスの点数とするスートは、自分で選ぶことができます。
例えば、♥A ♥K ♥Q ♥Jを持っていれば、 すべてプラスの点数として41点になります。 ♦K ♦10 ♣6 ♠6 を持っていた場合は、♦だけがプラスの点数となって、 $10+10-6-6=8$点となります。 ♠A ♦6 ♦2 ♥2 を持っていた場合は、♠をプラスの点数として、 $11-6-2-2=1$点です。
もっとも点数の高い人が勝者となり、もっとも点数の低い人が敗者になります。 もし点数が同じ人がいた場合は、それぞれの手札の中で、もっとも点数が悪いカード (一番マイナス点が大きいカード、すべてプラス点のカードならば一番プラス点が小さいカード) を比べて、点数が悪い方が低い順位になります。
通常は得点を累計するようなことはないようです。