アイスランドでプレイされているトリックテイキングゲームです。 「マニ(mani)」とは小さい男の人という意味だそうです。 トリャマンやオルナファザール・マニといったゲームもマニの仲間です。
3人専用です。使うカード52枚の通常のトランプですが、2のカードは切札表示に使うので、 実際に使うカードは2をのぞく48枚です。
初めのディーラーは任意に決めます。次のディールからは時計回りの順番で交代します。
デーラーは、ディーラーの左隣から時計回りに、4枚ずつ3回配ります。1人あたり手札は12枚になります。
配られないカードが12枚残りますが、これはテーブルの中央に裏向きで置きます。 このカードのことをマニ(mani)と言います。
手札が配られ終わったら、手札をマニと交換するかどうか選択することができます。 配られた手札を見てから交換するかどうか決めて構いませんが、 交換するか決める前にマニのカードを見てはいけません。 手札をマニと交換する場合は、手札の12枚全てを捨て札にし、マニの12枚を新しい手札とします。 捨て札にした、最初に配られた手札は公開しません。
交換するかどうか決めるのは、ディーラーの左隣の人からです。 ディーラーの左隣が交換しなかった場合、さらにその左隣の人が交換するか決めます。 その人も交換しなかった場合、ディーラーが交換をするか決めます。 誰かが交換をしたら、マニのカードは無くなるので、交換をすることはできません。
このゲームでの切札は、最初のディールは♠のカードで、 それ以降はディールごとに、♦→♣→♥→ ♠→♦→♣→♥→…… とローテーションして決まります。
切札は、使わない2のカードのうち、切札のスートの2を表向きに置くことによって表示します。
ディーラーの左隣のプレイヤーがオープニングリードをします。 マストフォローのトリックテイキングゲームです。 4トリック以上取ることが目標となります。
12トリック終わったら得点を計算します。取ったトリック数から4を引いた値が得点です。 例えば3トリック取ると-1点、4トリック取ると0点、7トリック取ると+3点となります。 3人の得点の合計は0になります。
何ディールかやって、得点の累計が10点を超した人がいたら、その人の勝ちでゲーム終了です。