ロシアのゲームです。“Веришь не Веришь” (ラテン文字で書けば“Verish’ ne Verish’”)とは、 「信じるか信じないか」といった意味です。 その名の通り、日本で遊ばれている、ダウトに似たゲームですが、 ダウトでしばしば起こる、延々と終わらなくなる事態にはおちりません。
2人から6人で遊びます。もう少し多くても大丈夫そうです。 使うカードは通常のトランプ52枚です。人数が少ない時(目安として2、3人の時)は、 2〜5を抜いた36枚で遊ぶこともあります。
カードをシャッフルしたら、まず1枚脇によけます。この1枚はゲーム中使用しません。 残りのカードは1枚ずつ配り、全部配りきります。一人当たりの手札の枚数に差が出ますが、 そのまま配りきります。
プレイの目的は、手札をなくすことです。時計回りの順でゲームを進めます。
誰が最初のプレイをしても構いません。最初のプレイをする人は1〜3枚のカードを裏向きにして出します。 カードを出すときに、適当なランクを宣言しながら出します。例えば「キング」とか「2」とか言います。 出したカードのランクを言ってもいいですし、出したカードではないランクを言ってもいいです。 カードを出したら次の人にプレイの順番が移ります。
次の人は以下のどれかをします。
プレイ中、テーブルの上のカードを取って、4枚の同じランクの組が出来た場合は、 全員に見せてから捨てることができます。このカードも脇にどけておきましょう。
手札を全部プレイして使い、その次のプレイヤーが「信じません」といった結果として、 テーブルのカードを取ることもなかった場合、プレイから抜けます。
最後までプレイに残っていた人が負けとなります。
「信じません」の宣言をした時、pagat.comでは、
「信じません」の宣言が成功した場合、次のカードを出す人に違いがあります。
pagat.comにバリアントとして紹介されていました。 自分がプレイの順番となった時に、「信じません」と言う、「信じます」と言ってカードを出す、の他に、 次に示す行動をとることができます。
「信じます」と言って、前の人が出したカードを全て表にします。 もし、その中に宣言と違うカードがあれば、テーブルに出たカードを全て引き取ります。 次のカードを出すのは、「信じます」と言った次の人です。 一方、表にしたカード全てが宣言と同じカードであった場合、 テーブルに出たカードを全て脇によけます。このカードはゲーム中再び使うことはありません。 この場合は、「信じます」と言った人が次のカードを出します。
このルールを採用するときは、「同じランクのカード4枚を捨札できる」というルールは採用しないことが多いです。 しかし、テーブルに4枚のカードを出すことができます。